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宅建業(real-estate-business)

税務調査

2018年12月20日(木)

 今日は税務調査の日で、朝から少々緊張気味。11月の終わり頃、顧問税理士の先生から久しぶりの電話があり、税務署より調査に伺いたいので、日程調整したいとの連絡があった。今回は、法人ではなく個人の確定申告(平成29年度分)の譲渡所得を中心に確認したいとのことだった。個人で所有していた名古屋市の一棟RCマンションを売却したので、譲渡所得がそれなりの金額で目立つため、調査に来るらしい。

 朝9:30~の約束で、ほぼ定刻どうり2名の税務署員が自宅に見えた。若い方が大きなカバンを担いでみえたのにはビックリ(後で、このカバンの中から、携帯用のコピー機が出てきたので、成程と納得)。初めは、雑談風に「なぜ不動産投資をやろうと思ったのか? キッカケは何だったのか?・・・・・」など、色々と質問された。なかなか本題に入らないようなので、何を本当に調査したいのか良く分からないなと思っていたところ、ようやく、名古屋市のマンション売却についての質問が始まった。売買契約書や決済・引き渡しのときの領収書等は、顧問税理士の先生に言われたように面談場所にあらかじめ準備しておいたので、すぐに取り出して説明した。契約書等をコピーしても良いか?と聞かれたので、勿論、必要なものはご自由にコピーくださいと申し上げた。次に、決済・引き渡しはどこでやり、金銭の授受はどうしたのか?等を聞かれたので、これも用意しておいた銀行の通帳を見せながら説明した。税務署員は事前調査してきたファイル類を手元に持って、お見せした通帳類と照合しつつ、疑問点を次々に質問してこられた。約2年前の売却なので、細かいことをいきなり質問されても記憶があいまいになっている部分もあって、回答に手間取る質問事項もいくつかはあったが、同席していただいた顧問税理士の先生に助けていただき、なんとか面談の場で質問にすべて回答できた。

 建物の決済引き渡しに関する調査が一通り済んだので終わりかと思っていたら、今度は、得られた所得をどのようにしているか?についての質問になった。金融機関の通帳類を家族の分も含めて、すべて見せてもらえるか?と聞かれたので、勿論OKですとお答えした。通帳類の保管場所も確認したいと突然言われ、通帳類の保管場所まで、2名でついて来られたのには参った。別にやましいことは何も無いが、保管場所は他人に余り見られたくない場所なので、家内も内心穏やかではなかったと思う。痛くもない腹を探られるのは嫌なので、なんとか平静さを保ち、淡々と求めに応じた。家族の通帳類も含めて、建物の売却で得られた所得がどのように動き、現在どうなっているのか?を細かく確認したいようで、疑問点を一つ一つ質問され回答していった。通帳類についても、税務署員の方が必要と思う部分を全部コピーして持って行った。事前調査をどの程度実施しているか知らないが、提出した通帳類をぱっと見て、次々と質問してくるのは、すごいと思った。

 最後に、面談の場では特に疑問となる点はみあたら無かったが、コピーした資料も含めて精査し、上司へ報告したうえで調査結果の結論を顧問税理士の先生へお伝えするとの言葉を残して帰って行かれた。

 不動産賃貸経営をやっていると、金額が高額になりがちで、税金の問題は常について回る。今回、税務署の調査を受けたのは、売却によってそれなりの利益を得た結果とも言え、ようやく税務署の目に止まるレベルに来たとも言える。今後も、法人についても税務調査を受ける日がくると思うが、しっかりと対応できるようにしていきたいと思う。

りおにゃん

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