0563-52-1438

「失敗しない家づくり」に役立つ

家つくり(build a house)

住宅選びのモノサシは何かをご存知ですか?

2022年7月11日(月): 失敗しない家つくり シリーズ

第2回 住宅選びのモノサシは何かをご存知ですか?                                                                                                   

①モノサシ1 性能の見極め方「耐震性・断熱性」                                                                                        

②モノサシ2 設計能力の見極め方                                                                                        

③モノサシ3 アフターメンテナンス                                                                                     

 次に、住宅選びのモノサシについて考えてみましょう。ポイントは、上記の3つです。

 

モノサシ1 性能の見極め方「耐震性・断熱性」:

言うまでも無く、日本は地震が頻発しています。なので、地震に強い家を作りたいと皆さんも考えている事でしょう。耐震性のモノサシとしては耐震等級がありますが、これだけで地震対策は万全でしょうか?

 従来の考え方では、建物そのものを硬く強くして地震の揺れに耐える建築基準法の考え方(耐震等級)が主流でした。これからは、地震の際に発生する衝撃力(加速度)を吸収する制震の考え方も導入し、制震装置を組み合わせて行く時代になっていくと思われます。

 

 断熱性についても重要な性能です。最近、ZEHという言葉を時々見かけますが、これは、「Net Zero Energy House (ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」を略したもので、住宅の断熱性・省エネ性能を上げることに加えて、太陽光発電などによってエネルギーを創り、年間の「一次エネルギー消費量」を正味(ネット)で、おおむねゼロ以下にする住宅のことです。「脱炭素」社会に向けて世界中での取り組みが始まっており、これからの家つくりは、「脱炭素」の観点からの取り組みも重要となって来ています。

断熱性能を見るための具体的な基準として、「UA値」(外皮平均熱貫流率)という指標があり、UA値としての基準は、0.4~0.59の実績があるかどうかを住宅会社選びの際に確認すると良いでしょう。断熱性能が良い住宅にすると、光熱費削減にもつながるので、長く住むとおトクになりますよ!さらに、いわゆる暖かい家に住んでいると、ヒートショック・高血圧症の防止、循環器疾患(狭心症など)の予防にも効果があり、長寿命化につながっていきます。

 

モノサシ2 設計能力の見極め方:

 【視点その1】優秀な住宅会社は、お客様のライフスタイルを実現しつつ予算内でプランニング提案をしてくれる会社です。お客様からの要望ヒアリングを踏まえて、間取り提案、特に「ながら家事」を実現できる水回りの家事導線を考えた間取り提案は必須です。また、子育て家庭では、子供とのコミュニケーション設計を考えた間取り提案も重要であり、家つくり時点だけではなく、家族の成長も踏まえて将来を見据えた最適な提案ができるかどうか?を見極めてください。

 

【視点その2】家の性能を最大限引き出せるプランニング提案が出来るかどうか?が重要です。お客様の要望を踏まえつつ、従来のような小さな部屋の集合体ではなく、大きなワンルーム空間に温度差のない居住空間をつくり、吹き抜けから太陽光がたっぷりと注ぐなど高性能住宅のプランニングが出来るかどうかを見極めてください。

 

 

【視点その3】土地の特徴・敷地調査を踏まえた最適なプランニングが出来る会社かどうかも見極める必要があります。時々、このような形状の敷地ではちゃんとした家は建てられない・・・・・などと、敷地に注文をつける工務店を見かけますが、こういう住宅会社は要注意です。むしろ、くせ地を逆手にとって、思ってもみないような発想から知恵を最大限に発揮して、その土地に最適なプランニングをしてくれる工務店を探して行くようにしてください。

 

【視点その4】最後に、予算内のプランニング提案が出来る会社かどうかを見極めてください。予算を意識しない工務店は選定対象から早めに外した方が良いと考えます。特に、「建物本体価格」に騙されないように注意してください。家つくりには、建物本体価格の他に、地盤改良費用、水道給水設備費用、外構費用、庭造園費用などが別途費用発生します。また、ローン関係費用、登記関係費用などの諸経費が建物価格の7~8%程度必要になってきます。さらに、当初に提示された見積価格に対して、建築途中で設計変更や追加発注が必要になることがよくあり、これらについても10%程度は予め見込んでおいた方が賢明です。

 

モノサシ3 アフターメンテナンス:

 家つくりは建てて終わりではなく、むしろ、建ててからが本当のスタートです。建ててからのサポート体制がどうなっているのか?を見極めて、住宅会社選びをすることが大切です。「住宅完成保証制度」の有無、アフターメンテナンス体制が用意されているか?またアフター専任のスタッフがいるか?を聞いてください。10年瑕疵担保責任保険および最長60年の長期保証(自社ではなく第3者機関を活用した保証システム)の有無を確認した方が良いです。

 

 

-家つくり(build a house)

Fudousan Plugin Ver.5.9.1

© 2024 愛知県西尾市で不動産なんでも相談@榊原リアルド